金沢駅西口ビル
この建物は金沢の駅西口玄関に建設される商業複合ビルです。ご承知のように金沢は古い都市骨格を現在に伝える駅東地区と新しく都市形成されつつある駅西地区に依って大きく構成されていると言えます。駅東口には金沢市によって通称東口ドームが昨年完成し、市民の間でもその雄々しい装いが大きな話題となったところであります。この金沢駅西口ビルは否応なしに金沢の新しい地区の玄関口に相応しい一方の顔としてのデザインが行政や市民から求められていると認識しております。東口ドームのような公共工事と異なり、民間のビルでありますので採算・事業性は大きな建築構成上の条件となり、私達はある意味では東口とは対照的な集約された機能性を軸に平面計画やデザインを検討してきました。
1階から4階までは商業店舗等が配置され5階から8階まではホテルが入る計画となっております。この低層部(1階~4階)と高層部(5階~8階)と頂部(ペントハウス階)という三層の構成でこの建物を大きくデザインしました。これも伝統的な手法と言えると思います。低層部は石川の代表的な伝統工芸「漆」を想起させる落ち着いたデザインの大型タイルを貼ります。中層部は周辺の景観との調和を考慮した白色系統のモダンな小口タイルとしました。頂部は中層部の白色系統のタイルを基調にして、縦のストライブを入れたタイルをパターン貼りし、三層構成の特徴を強めて表現しております。
私達は金沢の奥の深い伝統性と新しい近代性を控えめな手法により表現したものであり、そのことを感じて頂ければ幸いであります。
1階から4階までは商業店舗等が配置され5階から8階まではホテルが入る計画となっております。この低層部(1階~4階)と高層部(5階~8階)と頂部(ペントハウス階)という三層の構成でこの建物を大きくデザインしました。これも伝統的な手法と言えると思います。低層部は石川の代表的な伝統工芸「漆」を想起させる落ち着いたデザインの大型タイルを貼ります。中層部は周辺の景観との調和を考慮した白色系統のモダンな小口タイルとしました。頂部は中層部の白色系統のタイルを基調にして、縦のストライブを入れたタイルをパターン貼りし、三層構成の特徴を強めて表現しております。
私達は金沢の奥の深い伝統性と新しい近代性を控えめな手法により表現したものであり、そのことを感じて頂ければ幸いであります。
1階から4階までは商業店舗等が配置され5階から8階まではホテルが入る計画となっております。この低層部(1階~4階)と高層部(5階~8階)と頂部(ペントハウス階)という三層の構成でこの建物を大きくデザインしました。これも伝統的な手法と言えると思います。低層部は石川の代表的な伝統工芸「漆」を想起させる落ち着いたデザインの大型タイルを貼ります。中層部は周辺の景観との調和を考慮した白色系統のモダンな小口タイルとしました。頂部は中層部の白色系統のタイルを基調にして、縦のストライブを入れたタイルをパターン貼りし、三層構成の特徴を強めて表現しております。
私達は金沢の奥の深い伝統性と新しい近代性を控えめな手法により表現したものであり、そのことを感じて頂ければ幸いであります。