北安江保育園は以下の７つのコンセプトに基づいて、こどもたちが「にこにこ」「のびのび」「いきいき」と過ごすための新しい保育園を目指します。
１． 元気に遊んで学ぶ屋上園庭
各保育室にこどもたちの外遊び用の下足を用意し、テラスからゆるやかな屋外階段を通じて、屋上園庭や隣地公園に容易かつ安全に行くことができます。
２． 安心・安全セキュリティー保育園
外部敷地境界はフェンス、門扉等により不審者侵入の抑止を図ります。
また、事務室を園全体の防犯・管理に適した玄関横に配置します。保育室はトイレも含め腰壁上部はガラス等で職員の視線が通る計画として、園の内外において死角を無くし、こどもたちを見守ります。
３． 光と風が通り抜けるエコ建築
主要な居室は２面以上の開口部を基本とし、２階の保育室はハイサイドライトによる効率的な通風換気を行います。
南面の庇と高性能ペアガラスによる日射制御や屋上緑化による断熱効果で空調負荷を低減し、ランニングコストの縮減を図ります。
４． 陽光いっぱい南面保育室
保育室は、南面採光を基本とし、テラスを設けることで南面に大きな開口部を確保します。特に１階の０～２歳児保育室前にはひなたぼっこにも適した「ぽかぽかテラス」を設けます。
５． 自由で柔らかいなめらかプラン
有機的な曲線を取り入れたプランはスムーズな動線を可能にし、こどもたちのおおらかで自由な発想を持った心をはぐくみます。
６． 人に優しくホッとする癒しの空間
建物内部は木質仕上げを主体とし、家具・建具等についても木をふんだんに取り入れます。こどもたちが自然素材である木を五感で感じられ、あたたかくぬくもりある癒しの空間とします。
７． 親しみやすく楽しい外観
東側道路に面した遊戯室のダイナミックな円型形態が園のシンボルとなり、南側道路に面したリズミカルでカラフルなフェンスが通りに彩りを与えます。この園がこどもたちの原風景として記憶に残り、支えてくださる地域の方々にも愛されることを願います。