金沢工業大学・国際高等専門学校 白山麓キャンパス 校舎・体育館
白山麓に計画された全寮制の高等専門学校である。本計画において建物は校舎棟、体育館棟、学生寮棟、温泉施設からなっている。
日本でも有数な多雪地帯である白山麓において大雪の際の雪下ろしが近隣住民の大きな負担となっている。そうした背景のもと本計画の屋根は基本的に全ての棟において滑りの良い金属屋根を採用し、4寸以上の勾配をとることで大量の雪を自然落雪させることとした。こうした急勾配の屋根形状が連なる建築形態は一連の建築群の大きな特徴になっている。
校舎棟の外部空間は元々からあった高層の宿泊施設(旧かんぽの郷)との形態的な関係性を考慮し、この高層棟を屏風に見立て円形の広場を形成するように低層の校舎棟を配置することで緩やかに閉ざされたオープンな屋外コミュニティゾーンとしている。
学生が2年間の大半を過ごす校舎は管理棟、ものづくり・教室棟、図書+リビングコモンズ棟の主な3棟から構成されており、どこからでも木の匂いや柔らかさを感じとることができるよう勾配屋根の架構に集成材の登り梁を採用しており、耐震性の高い鉄骨ラーメン架構を組み合わせたハイブリッド構造とした。円形型の校舎内部に事務、工房、教室、図書、リビング空間などが遠心的に配置され、それらを繋ぐ大空間や曲線を描く建築空間が学生達の心理面に刺激やゆとりを与え、自由な思考を養う場となることを考えつくられている。
日本でも有数な多雪地帯である白山麓において大雪の際の雪下ろしが近隣住民の大きな負担となっている。そうした背景のもと本計画の屋根は基本的に全ての棟において滑りの良い金属屋根を採用し、4寸以上の勾配をとることで大量の雪を自然落雪させることとした。こうした急勾配の屋根形状が連なる建築形態は一連の建築群の大きな特徴になっている。
校舎棟の外部空間は元々からあった高層の宿泊施設(旧かんぽの郷)との形態的な関係性を考慮し、この高層棟を屏風に見立て円形の広場を形成するように低層の校舎棟を配置することで緩やかに閉ざされたオープンな屋外コミュニティゾーンとしている。
学生が2年間の大半を過ごす校舎は管理棟、ものづくり・教室棟、図書+リビングコモンズ棟の主な3棟から構成されており、どこからでも木の匂いや柔らかさを感じとることができるよう勾配屋根の架構に集成材の登り梁を採用しており、耐震性の高い鉄骨ラーメン架構を組み合わせたハイブリッド構造とした。円形型の校舎内部に事務、工房、教室、図書、リビング空間などが遠心的に配置され、それらを繋ぐ大空間や曲線を描く建築空間が学生達の心理面に刺激やゆとりを与え、自由な思考を養う場となることを考えつくられている。
日本でも有数な多雪地帯である白山麓において大雪の際の雪下ろしが近隣住民の大きな負担となっている。そうした背景のもと本計画の屋根は基本的に全ての棟において滑りの良い金属屋根を採用し、4寸以上の勾配をとることで大量の雪を自然落雪させることとした。こうした急勾配の屋根形状が連なる建築形態は一連の建築群の大きな特徴になっている。
校舎棟の外部空間は元々からあった高層の宿泊施設(旧かんぽの郷)との形態的な関係性を考慮し、この高層棟を屏風に見立て円形の広場を形成するように低層の校舎棟を配置することで緩やかに閉ざされたオープンな屋外コミュニティゾーンとしている。
学生が2年間の大半を過ごす校舎は管理棟、ものづくり・教室棟、図書+リビングコモンズ棟の主な3棟から構成されており、どこからでも木の匂いや柔らかさを感じとることができるよう勾配屋根の架構に集成材の登り梁を採用しており、耐震性の高い鉄骨ラーメン架構を組み合わせたハイブリッド構造とした。円形型の校舎内部に事務、工房、教室、図書、リビング空間などが遠心的に配置され、それらを繋ぐ大空間や曲線を描く建築空間が学生達の心理面に刺激やゆとりを与え、自由な思考を養う場となることを考えつくられている。